マスターの日記風コラムです。活動記録、楽曲制作他その時思った事などいろいろ。

2004.4.24(土) Barber(バーバー)
Barberといっても理髪店の事じゃないよ。作曲家のSamuel Barber(1910年〜'81年)の事。このバーバーの書いた「Adagio For Strings(弦楽のためのアダージョ)」という曲を学生の時偶然FMラジオで聴いて、あまりにも美しく感動的な曲に思わず涙が溢れ出た曲なのだ。クラシックの中でも特別この曲は好きな曲で、この曲のCDは何枚も買って聴き込んでいたのだが、今度某メジャーレコード会社からリリースされる女性オペラ歌手のアルバムの1曲にこのバーバーのアダージョが収録される予定で、その制作のお手伝いを僕がやる事になったのだ。今回のこの仕事は本当に縁というか予感みたいなものを感じていて、この仕事の以来が来るちょうど1ヶ月前に楽器店でこの曲のスコアを見つけて買っていたり、またこの時に妙にバーバーが聴きたくなってバーバーのCDを沢山買い込んでいたりしたのだ。自分では予知能力など全く無いと思っているのだが、今回だけは何かそういったものを感じたり・・・。でも予知能力というより、思いが引き寄せたと言った方がいいかもね。実際、口に出さずに自分の心の中で思い続けている事が実現した事って今までも何度もあったから。

で、今日はその制作の打ち合わせでその女性オペラ歌手の方にお会したのだけど、いわゆる世間一般的にイメージされているようなオペラ歌手の雰囲気は全くなく、ホント今風な感じの女性でした(でも歌は本物)。アルバム自体のコンセプトも純粋なクラシックではなく、クラシックとポップスを融合させたポップ・オペラという事らしい。なかなか面白そうなCDになりそうだ。

2004.4.7(水) アルトは難しいよねぇ〜

このコラムも最近はすっかりマニアックな内容となってきてしまっているのだが、かといって音楽以外の面白そうな話題も持ち合わせていないので、引き続きマニアックな話題で勘弁して下さい。
上の写真は僕が愛用しているアルト・トロンボーン(コーン36H)。つい2年前までは僕がアルトを吹く事になるとは夢にも思ってなかったし、特別吹きたいとも思っていなかったのだが、とあるきっかけでアルトが必要になり、この楽器を購入して以来アルトにはまっている
。購入する時はドイツの伝統的なメーカーの楽器も試奏したりもしたのだが、僕にとっては少し吹き難いのと、音色がいまひとつピンとこず値段も高価なため、なかばアルトの購入をあきらめかけていたところへ、このコーン36Hは音色、吹奏感ともとても良かった。新品同様の中古で15万円(新品だと30万円以上)だった。ドイツの伝統的なメーカーのものだと50万円以上はするから、かなりお買得だ。
アルトを使用する機会というのはそう頻繁にはないので、去年までは本番で使う時の直前に少し練習する程度だったのだが、最近は出来るだけ毎日アルトの練習をするようにしている。マウスピースもアイルリッヒに頼んでアルト専用のものを作ってもらったので、随分吹きやすくなった。その甲斐あってか、最近ようやくアルトらしい音が出せるようになって来たように自分では思う。アルト記号の譜面もスムーズに読めるようになって、練習も楽しくなってきているところ。特にバロック音楽にはアルトの響きはとてもマッチして気持ちの良いものだ。しかし、相変わらず正確な音程を取るのは非常に難しく、とにかく地道なスケール&アルペジオの練習の毎日だ。