楽曲制作、リハ、ライブ、レコーディング、その他の活動記録です。更新は不定期です・・・by マスター

2003.12.28(日) またまた別の新プロジェクト
ベースの宮下智を中心とした新ユニットに参加する事になったが、もうひとつ別に来年から新しいプロジェクトを始める事にした。その新プロジェクトとは、ずばりクラシックのトロンボーン四重奏。今現在も社会人のメンバーを中心としたトロンボーンアンサンブルをやっているのだが、それとは別にプロのクラシックプレイヤーを集めてトロンボーン四重奏を結成する事にした。ベーストロンボーンは石井弦(彼は国立音大出身でクラシック畑でも活動している)で、あとの2人は今石井君経由で探しているところだ。ただし僕はクラシックに関しては全くの独学なので、他のメンバーに勉強させてもらう感じでもあるのだが・・・。曲は純粋にクラシックを真面目に取り組んでいくつもりで、自分でもクラシック作品を編曲していこうと思う。
将来的にスライディング・カフェのようなファンク系音楽とクラシック音楽との演奏をきちんと両立させる事が出来れば理想的だ。
2003.12.27(土) 引き続き・・・
昨日に引き続き、今日も新ユニットのレコーディングをやっていた。今日は8時間近くやっていたが、さすがに終わる頃には疲れた。レコーディングはいろいろと神経を使うので結構精神的に疲れるのだ。あと本チャンの歌&コーラスとホーンセクションを入れたらとりあえず1曲はだいたい形になる感じだ。ホーンセクションは僕1人の多重録音にするつもりだ。TpとSaxパートもあるのだが、これもちょっとしたテクニックでTbだけでもTp+Sax+Tbのホーンセクションサウンドに出来てしまうのだ。

いよいよ1月からスライディング・カフェのレコーディング用のアレンジや準備に取りかからないといけないのだが、どうやらこの新ユニットとの同時進行になりそうだ。あとスライディング・カフェの次回ライブは4〜5月頃を予定していたのだが、既にスケジュールが埋まってしまっているメンバーがいるため、6月以降でないと無理っぽいみたいだ。しかし半年以上ライブの間隔を空けたくはないので、3月下旬頃にライブをやろうかとも考えている。3月下旬というと世間は移動の季節で、なにかとドタバタしている時期だから、お客さんに来てもらえるかどうか非常に不安なところだ。でも、嬉しい事に次回ライブを待ち望んでくれているお客さんも沢山いるようなので、その人達のためにも出来るだけ早い時期に次回ライブをやりたいところだ。
2003.12.26(金) 別プロジェクト
今日はベースの宮下智が新しく立ち上げるユニットのレコーディングをやっていた。女性ヴォーカルのジャズファンク系のバンドだ。僕はトロンボーン、ホーンアレンジ、レコーディング・エンジニア等で参加する事になりそうだ。ホーンセクションは3管(Tp、Sax、Tb)にする予定で、3管編成のバンドをやるのも約3年ぶりだ。
このユニットもレコーディングとライブ活動をやる予定らしいのだが、スライディング・カフェとちょうど時期的に重なる感じだ。まぁ、このユニットは僕がリーダーではないから少しは気楽に楽しめるかな。
2003.12.24(水) スタジオからの夜景

この夜景はプライヴェートスタジオのベランダからの夜景。いつだったか満月の夜に撮影したものだ。実際にはもっと綺麗に見えるのだが、シロート写真なものでスンマセン。写真では少しわかりにくいが、左の方から東京タワー、六本木ヒルズ、NHK放送センター、渋谷マークシティー、渋谷ランドマークタワーとなる。東京の地理に詳しい方なら、このスタジオがだいたいどの辺にあるのかおわかりでしょう。ビルの9階なのだが、少し高台にあるせいか眺めはかなり良い。ほぼ180°こういう景色で、天気の良い日は右手に富士山の裾野が見える時もある。賃貸契約する時にこの景色を見て即決したようなもので、作編曲やレコーディング作業に煮詰まった時にはいつもこの景色をボーッと眺めて癒されている。

僕は方々を山々に囲まれた所で生まれ育ったので、子供の頃からテレビでしか見る事の出来ない大都市の風景にはずっと憧れていたものだ。この写真は田舎もの程大都会に憧れるという証(?)の写真。
2003.12.22(月) 1人多重録音
コンセプトについての話しとは少しそれるが、1人多重録音自体は高校生の頃から遊びでやっていた。1番最初に多重録音した曲はスターダストで、その頃はまだコードの知識など全く無く、全て感覚でTb4重奏にアレンジしていたと思う。そして当然今みたいに安くて高性能はマルチトラックレコーダーなどなかったので、ダブルカセット付ラジカセを使ってダビングする時に一緒にラジカセ内臓マイクで1本ずつ重ねていって1人4重奏を完成させていた。何回も何回もダビングするものだから完成する頃になるとTbの音はテープノイズの遥か彼方で微かに聞こえるという状態だった。完成品のクオリィティーはともかく、この作業自体はとっても楽しかった記憶がある。その後、大学時代は4トラックのカセットテープのMTRを購入して、更に多重録音にはまっていった。同時にシーケンサーやシンセ等も購入し打ち込みや作編曲についても本格的に勉強し始めた。
そんな経験から1人多重録音に関しては、自分なりにノウハウみたいものを蓄積して来た。残念ながらこのノウハウの細かい内容については、自分が長年の経験で培って来たものなので、そう簡単には明かす事は出来ないのだが、1人多重録音で気を付けなければならない点についてひとつだけ明かしましょう。
1人多重録音の場合、同一人物のため音色等全く同じなので、何も工夫せずに録音すると非常に平面的なシンセブラスのようなサウンドになってしまう点に気を付けなければならない。この問題を避けるためには、演奏技術面と録音技術面の両方それぞれにおいていくつかの工夫が必要であるが、詳細の公表は企業秘密(?)という事で勘弁してね(どうしても知りたい!という人には個別にこっそり教えてあげましょうか・・・ねぇ?)。

もちろん1人多重録音ばかりやっていた訳では無く、高校時代は吹奏楽、大学時代はビッグバンドの活動の方が主で、その活動の傍ら自宅で空いた時間にやっていた。Tbで仕事をするようになってからも、1人多重録音の経験は特にレコーディングの仕事においてかなり役立ったように思う。
いつか1人多重録音のみのCDを作るというのも面白いかもしれない。
2003.12.21(日) コンセプトその3
今回CDを作るに当たってもうひとつ重要なコンセプトがある。それは、バンドサウンドにあまりこだわらないという事だ。どうゆう事かというと、全曲スライディング・カフェのメンバー8人全員で録音はしないという事だ。曲によってはリズムトラックを全て打ち込みあるいはサンプリングで作る曲もあるだろうし、Tbセクションについても僕1人の多重録音による曲も作るつもりだ。もちろんバンド全員で録音する曲もある。
打ち込み中心のリズムトラックについては、いわゆるDJ、Hip Hopのアーティストや現代のR&B系音楽の主流となっているリズムトラックと同様の作り方でいくつもりだ。少しそっち系の音楽に詳しい方ならおわかりだと思うが、この手の音楽ではリズムトラックのグルーヴが得に重要だ。リズムトラックの完成度によってその曲が決まると言ってもいいくらいで、実際アメリカにはリズムトラック専門のプロデューサーもいるくらいだ。
またバンドメンバーによるリズムトラックの場合でも、味付けとしてDJ的手法も少し取り入れようかとも考えている。
自分1人でTbセクションを録音する曲については、現時点で2曲決めている。正確には曲を作る時点で1人多重録音を想定して曲を作ったと言った方がいいかもしれない。なぜ1人多重録音なのかというと、同一人物だと当然音色、ニュアンス、倍音まで全く同じなので、独特のコーラス効果が得られ通常の複数人によるアンサンブルとはまたひと味違った世界観が醸し出せるためである。
が、しかし1人多重録音で音楽的に曲を聴かせるためには、それなりのノウハウが必要となってくるのだが、そのノウハウとは・・・ナイショ(企業秘密だからねぇ)
2003.12.20(土) コンセプトその2
コンセプトその1で書いたように、出来るだけ難解な部分は避けジャズファン、Tb愛好家以外の人でも楽しめる音楽を作るというのがスライディング・カフェの最も基本的なコンセプトであるのだが、それを意識し過ぎてあまりにもわかり易い音楽になってしまっても、また逆に今度は愛好家の人達にとってはもの足りものとなってしまう。CDというパッケージでは特にこのバランスが重要であると思う。
具体的には全体的にわかり易い中に何割かは少し引っかかる部分を持たせたいというのが現時点での考えである。この”引っかかり”の部分というのは曲によってまちまちだと思うのだが、例えばコードチェンジが粋であったり、メロディーの音使いが人の琴線に触れるものであったり、リズムが面白かったり等々いわゆる”音楽がわかる人”が聴いて喜ぶツボのようなものである。いかに上手くバランス良くこのツボを曲の中にちりばめるかが重要だ。
2003.12.16(火) スタジオ初公開!
この間のライブの写真を撮ってくれた人からデータを頂いたのだが、枚数が膨大でHP公開用の写真を選ぶのもけっこう大変だ。アップロード出来るまでもう少し時間がかかりそう。
そこで、気休めという訳でもないが、僕のプライヴェート・スタジオの1部の写真を公開しましょう(初公開だよ!)。
それぇっ、ど〜ん!! ←サンレコお部屋一刀両断風(わかる人にはわかる)


このスペースが作編曲から録音、ミキシング、マスタリングまで全ての作業を行う作業場だ。Macにミキサー、音源、エフェクター類等々椅子に座ったまま殆ど全ての機材に手が届くようコックピット状にレイアウトしてある。このレイアウト、殆ど座ったまま作業が出来るのでとっても便利なのだが、これだけの機材に囲まれているのでその機材の発する熱で真冬でもTシャツ1枚でクーラーをガンガンつけないと暑くてもうたまらない。これが唯一の欠点かな。ヴォーカルや生楽器の録音はこの場所の反対側に少し広めのスペースを作ってあって、そこで行っている。Tbのセクションリハや打ち合わせ程度のバンドリハもここで行っている。
ちなみに写っている3本のTbは全てヤマハで、YBL-622(バス)、YSL-697Z(テナー)、YSL-882V(テナーバス)。1人でTbセクションを多重録音する場合はだいたいこの3本を使っていて、この場所に座って楽器を吹きつつコンピューターを操作しつつ録音している。
このスタジオかなりの数の機材があるのだが、これらの機材は1度に揃えた訳ではなく10年位かけて少しずつ増やしていったものだ。思えば10年前は音源1個しかなかったんだよなぁ。
2003.12.11(木) コンセプトその1
もうしばらくCD制作のための楽曲アレンジ等に取り組む時間は取れないのだが、現段階で僕の頭の中にあるコンセプトを少しずつ書いてみようと思う。
そもそもスライディング・カフェのようなバンドを作ろうという考え自体は5年位前から頭の中にあった。その頃はいわゆる3管(Tp、Sax、Tb)のファンク系バンドで活動をしていて、それなりに楽しかったのだが、心の中では4Tb(Tb4人のホーンセクション)でファンク系音楽をやりたいとずっと思っていた。
4Tbといえば、いわゆるジャズ(4ビート系)の4Tbグループは昔から人気があり、日本でも活動が盛んで僕も一時期その様なバンドでライブもやっていた。ジャズの4TbのCD、LPも結構持っていて個人的には大好きなのだが、Tbという楽器自体ジャズの世界ではかなりマイナーな楽器であり、ジャズも最近ではポピュラーになって来たとはいうものの、専門的な世界である事に変わりはないように思う。
ミュージシャン的にはストレートアヘッドなジャズアルバムを作る事はこの上なく楽しい事なのだが、おそらくそのようなCDを聴いてもらえるリスナーはごく1部のTb愛好家に限定されてしまうのではないだろうか。
もちろんその様な耳の肥えた人達の評価を得るようなCDを作る事はとても素晴らしい事であると思し、ミュージシャンとしても挑戦し甲斐のある事だ。
しかし、敢てスライディング・カフェでは専門的な(難解な?)部分は出来るだけ排除し、ジャズファン、Tb愛好家以外の人でも聴きやすく、入り込みやすい音楽を作っていきたいと思う。
この事が最も重要でコンセプトの根底にある部分だ。
・・・と、書くとなんか格好良いのだが、もの凄く平たく言えば、今までに純粋にジャズの芸術性を追求したアルバムは本当に沢山出ているので、単純に楽しめるCDを作りたいという事だ。(単純と言っても「安易な」という意味ではないけど)
具体的なサウンドコンセプトについては、引き続き書いていこうと思う。
2003.12.10(水) 今週は
先週は休養していたが、今週は学生ビッグバンドの指導と別のバンドのリハでかなり時間が取られてしまうため、もうしばらくはCD制作に向けての準備は出来なさそうだ。
学生ビッグバンドの方は今週末にリサイタルがあるので、それに向けての最後の仕上げだから1日置きに指導に行っている。学校が遠くて往復で2時間以上かかってしまうので少し大変なのだが、行く度に目に見えて上達して来るので、教え甲斐もあって楽しい。人に教える事は自分自身が教える事について本当に深く理解していないといけない訳だから、自分にとってもとても良い勉強になるものだ。
それにしても学生達は本当に難しい曲をやっているのだなぁ。僕が学生の時もそうだったが、難しい曲に挑戦したがる年頃なのでしょう。
2003.12.7(日) 休養
11/28のライブ直前まで譜面書きや準備等で精神的にも大変だったので、ライブ後は数日間特に何もせずに休養していた。やはり自分のリーダーバンドは何かと大変なものだ(人数が多いと得に)。
CDを来年の4〜5月頃にリリースすると決めてしまったので、逆算すると3月中にはマスタリングまで終えておかないといけない訳だから、そうのんびりもしていられないようだ。年内中に選曲とベーシックなアレンジは終えておきたいところだ。
CDの制作過程はこの「DIARY」でいろいろ紹介していこうと思うが、その制作に入る前段階のコンセプトや作編曲等についても書いてみようかと思う。本来は明かしたくはない部分であるとは思うのだが、これを読んで真似する人もいないだろうし、そう簡単に真似出来るものでもないだろう。逆にこの制作過程記録を読んでCDに興味を持ってもらえたら幸いだ。